歯科医院経営の今後は厳しいですが、やり方次第で十分生き残れるかと。
こんにちは!
物価高で
歯科医院経営は厳しくなっているのはお伝えしている通りですが
材料等の見直しだけではは限界があります。
じゃあどうするのか?
・自費治療を増やす
・訪問診療を始める
・ワンオペ診療にする
・患者さんを増やす
ワンオペについては以前書いたので割愛します。
患者さんを増やすためには
診療時間を延ばすとか休診日を減らすとかありますが
現実的には難しいかと思います。
キャパを超えて無理して治療人数を増やすと
待ち時間が長くなったり
テキトーな治療になりかねないので
最悪患者さんは減っちゃいますしね。
自費は実績と信頼がないと患者さんは来ないので
いきなり増えたりはしません。
なので
保険中心の歯医者にとっては相当ハードルが高く
自然消滅してしまうことがほとんどです。
そこで
訪問診療を始める歯医者が増えているようです。
始めること自体は難しいものではなく
機材や書類の準備と
歯科医師ならまず車は持っているはずなので
初期投資で100万円ほど出せれば十分足ります。(見栄を張らなければ)
最初は昼休みや午後休診の日に訪問に行く、みたいにすれば
外来診療に支障は出ないですしね。
が
大きな問題が。
どうやって患者さんを確保するのか?
「訪問診療はじめました」とホームページに載せても
まず問い合わせはきません。
そもそも
訪問診療=外来に通えなくなった患者さんということで
入院している方
寝たきりの方
病気で通えない方
つまり
何らかの施設に入っていたり
医科の訪問診療を受けていることがほとんどなので
そこと連携している歯科医院が先に入っているんですよね。
思ってる以上にレッドオーシャンで
参入障壁はとても大きいです。
あるとすれば
外来に通っている患者さんから
足が悪くて通えなくなるけど先生に診てもらいたい、とか
そのご家族からの依頼あれば、というぐらいなので
年間数人増えるかどうか、という世界です。
それに
どの先生も
自費・訪問・増患については絶対考えているはずなので
同じことをやるにしても
他がやらないような手を打つべきでしょう。
歯医者に限らず
日本人は周りと違うことをするのが苦手ですが
逆にこういうピンチをチャンスだと思えるような人が
生き残れるかと思います。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築