銀歯が外れる その②
こんにちは!
前回の続きですが
銀歯が外れる原因では
「技工士の腕」もかなりの割合を占めています。
銀歯の作り方って
今も昔も同じなので(チタン冠は除く)
要は職人技なんですよね。
歯型をとって石膏で模型を作り
ワックス(蝋)で銀歯の原型を成形し
その原型を石膏に埋め込んで高温の機械の中でワックスを蒸発させ
できた空洞に溶かした金属を流し込んだた銀歯ができるので
最終調整をして完成
という過程になります。
完全に職人ですね。
今は銀歯以外の白いものが多くなってきてるんですが
これはデータを入れれば機械が削って作ってくれるので
技工士は最終調整のみ行う、って感じです。
つまり
作る過程の大半を機械が行うため
技工士の腕が維持できにくい、ってことになります。
それに
新卒技工士は銀歯を作りたがらないようで
年配の技工士が引退したら・・・
作ったことがない人がなんとなく作ると
そりゃ精度は低いですよね。
ちなみに技工士の数ですが
2000年:37,244人
2022年:32,942人
かなりヤバくないですか?
おそらく
将来的には銀歯は消滅すると思います。
だって作れる人いないんだもん。
これが現実ですねぇ
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築