親知らずとは
「親知らず」とは、最も奥に位置する歯で、第三大臼歯や智歯とも呼ばれます。親知らずは生えてくる場合と生えてこない場合があり（最初から存在しないこともあります）、一般的には抜歯したほうがよいことが多いです。ただし、親知らずを抜かずに残しておいたほうがよい場合もあります。
親知らずの抜歯について
親知らずを抜歯する理由
親知らずは生え方により歯磨きが困難な場合があり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。最悪の場合、隣接する健康な歯に悪影響を及ぼすため、早期の抜歯が推奨されます。
また、親知らずが虫歯になった場合、治療器具が届きにくく再発率が高いため、抜歯が選択されることが多くあります。
抜歯したほうがよい場合
- 腫れや痛みを繰り返す
- 親知らず自体に大きな虫歯がある
- 横向きに生えていたり、半分だけ生えていたりしている場合
- 歯並びを悪くする恐れがある
- 歯磨きがしにくいために歯周病が進行している
抜かなくてもよい場合
- 真っすぐ生えていて、噛み合わせも合っている
- 炎症がない
- 顎の骨の中に完全に埋まっていて悪影響がない
- 矯正治療によって親知らずを正しく動かすことができる
- 親知らずを入れ歯やブリッジの土台などに使う必要がある
- 将来的に移植のために残しておいたほうがよい
