料理にレシピがあるように、治療にもレシピがあります。
こんにちは!
治療がなかなか終わらない
前回の続きですが
分かりやすい判断材料もあります。
①根管治療
②咬み合わせ
この2つですね。
まず
①の根管治療は
適切に治療しないとずーっと終わりません。
よくあるのが
神経を取る→消毒と薬の交換をする→痛い→消毒と薬の交換をする→痛い・・・
このエンドレスループですね。
治療のたびに痛くて
「んーー、なかなかよくならないねぇ」みたいな感じで言われ
薬を交換しても良くならずいつまで経っても終わらない、って経験ないですか?
通常
根管治療は2回で終わります。
本当は1回で終わるんですが
オトナの事情で保険では1回で終わらせるのは基本NGですからね。笑
なので2回が基準です。
次に
②の咬み合わせ
全体的な治療になると
咬み合わせに問題がなければキープしながら
咬み合わせに問題があれば再構築しながら
治療をすすめていく必要があります。
で
咬み合わせをキープするケースって
あっちこっち手をつけていくと
途中で咬み合わせがズレていきます。
これ案外多いんですよね。
特に患者さんに
「前歯から治療してほしい」とか
「とりあえず右に仮歯でもいいから入れたい」とか
言われるがままにやっちゃうと
だいたい後でエライことになります。
全体的に治療するには適切な順序があるので
患者さんの希望通りにできないこともあります。
治療計画があやふやだと
結果咬み合わせがおかしくなり
仮歯は入れても割れる・外れる
最終の歯を入れても咬めないから結局やり直す
というような泥沼に入り込むことも。
そうならないように必要なところから治療しないといけない、とちゃんと説明しておけば
患者さんは分かってくれるはずですけどね。
なんとなく治療して
リカバリーが大変になる方が問題です。
というわけで
根管治療と咬み合わせ
治療が長引いているようなら
セカンドオピニオンや転院も視野に入れた方がいいですね。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築