「血が止まらん!どうしよう・・・」この雰囲気って、患者さんに伝わるんです。
こんにちは!
歯医者であれば
誰しもが止まらない出血に遭遇したことがあるはずです。
特に抜歯した後
血液サラサラの薬を飲んでいたり
たまたま少し大きめの動脈にあたったりなど
どんどん出血してくることがあります。
十分に圧迫したり
レーザーや電気メス当てれば止まるんですが
初めてならめちゃくちゃ焦りますね。笑
笑い事ではないですが・・・
で
その後なんとか止血できたら
もう血眼になって対処法を調べまくって
次に備えるというわけです。
「いや、自分はもう外科しない」という人もいるかもですが。笑
当院は外科処置が多いですが
今日も動脈からのドバドバ系の出血がありました。
数分で止血はできましたが
止血のコツとしては
とにかく治療時間を短くすること
これです。
麻酔には血管を収縮する薬が配合されているので
効いている間は出血は少ないです。
切れてくると出血してきます。
麻酔の追加をしてもいいんですが
あまり量を多くはしたくないですからね。
それに時間がかかると細胞の損傷も広がるため
とにかく早く正確に処置を終えて
確実に止血するに限ります。
そういうわけで
外科治療については
経験値の高い先生に治療してもらう方がいいと思います。
私が勤務医をしてた頃の話ですが
後輩が治療してて何やら物々しい雰囲気を醸し出してて
行ってみたら「はぁ~、血が止まらないんですけど、助けてください・・・」
となっていたのを思い出します。
患者さんも「え?何か大変なことになってるんですか??」と
ヤバイ雰囲気が伝わってましたね。
ガーゼでグッと押さえさせたら3分で止まりましたが笑
患者さんは生きた心地しなかったでしょう。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築

