「セラミックが割れた?よかったですね」「は?何言ってんだ!?」←いや、それが正しいこともあるんです。
こんにちは!
タイトルのようなことを言われたことがある人もいらっしゃるでしょう。
決してコントではありません。笑笑
これ
状況によっては
本当に割れた方が好ましいこともあるんですよね。
正確には「割れてくれた」です。
どういうことかというと
神経を取っている歯で
既に歯自体の厚みが薄くなっている場合
割れやすい状態になっています。
で
強い力が働くと
歯が割れて抜歯になることがあります。
そうなると・・・
インプラント・入れ歯・ブリッジのいずれかをするしかなくなります。
歯ではなくセラミックが割れてくれた方が
「歯が割れなかったから抜歯にならずに済んだ!」となるんですよね。
割れても作り直せばいいですし。
まぁ
予後が悪い歯にセラミックを入れるのはどうなの??という考えもありますが
残せるところまで残したい、という患者さんもいらっしゃるので
こういうケースはセラミックが割れて歯を守ってくれたと言えるでしょう。
というわけで
歯には大きな力が毎日かかっているため
取り返しがつかないことになるよりも
人工物が壊れてくれた方がいいこともあります。
「割れた」「壊れた」「外れた」というトラブルは
決してマイナスばかりだけではない、ということですね。
もちろん
何事もないのが理想ですけど。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築