「入れ歯は手入れや清掃が容易」とは言われますが、介護者にとっては容易ではないかも。
こんにちは!
インプラントオーバーデンチャー
数本のインプラントで入れ歯を安定させる方法ですが
よくある不具合がいくつかあります。
・しばらくすると緩くなる(部品の劣化)
・入れ歯が欠ける・すり減る・割れる(強く咬めるため)
・保険の入れ歯と同じトラブルは起こる
高齢化社会においては
調整やメンテナンスが簡単なオーバーデンチャーが推奨されていますが
なかなか難しい部分もあります。
もし歯医者に通院できなくなった場合
「調整やメンテナンスをしやすい」とはいえ
訪問診療でオーバーデンチャーを扱える歯医者はほとんどなく
修理や作り直しが必要になった場合
保険の入れ歯に差し替えないといけなくなる可能性もあります。
それに
介護者やご家族が
「容易に」口腔内の清掃や入れ歯の手入れができるかと言われると
決してそうとは言えません。
また
不具合が生じた場合は保険外治療になるため
費用が高額になります。
まだまだ課題が多い治療法です。
固定式のブリッジの方が
現時点では優れていると言えますね。
というわけで
かなり人を選ぶ治療法になるため
オーベーデンチャーを検討されている場合は
こういったことを理解した上で
治療するかどうか決めるようにしましょう。
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あきづき歯科クリニック 院長 秋築