滅菌・消毒関係って、見た目では分かりにくいです。つまり・・・
こんにちは!
前回のブログの続きです。
ここ2年の歯科の材料の変遷と診療報酬2%引き上げについて比較してみます。
大幅な赤字になるのは間違いないでしょうが・・・
・銀歯に使われる金銀パラジウム合金(買取価格なので、実際はもっと高い)
2年前:30gあたり69,200円→1g2,307円
現在:30gあたり135,900円→1g4,530円
96%アップ
・根管治療で一時的に入れる薬剤
2年前:5,580円
現在:5.980円
7%アップ
・除菌ウェットワイパー
2年前:1,058円
現在:1,200円
13%アップ
・ペーパータオル
2年前:98円
現在:99円
1%アップ
・インプラントオペ用ドレープ(顔にかける布みたいなやつ)
2年前:196円
現在:218円
11%アップ
使用頻度が高いものをピックアップしました。
値上げ幅は様々ですが
診療報酬2%引き上げでどうこうなるものではないですね、これ。
特に金銀パラジウム合金(金パラ)は倍です。
入れれば入れるほど赤字になる、って
ビジネスとして成り立っていません。
材料などはまだいいとして
この金パラだけはもう使いたくないですもん。
なので
最近は安価な銀合金を使う医院が増えているそうです。
経年的に黒ずむ金属ですが
そもそも「ピカピカの金属がいい」という人はいないですし
銀合金は金パラの1/10以下の価格で患者さんの支払いも減るので
そりゃこっち使いますよね。
他の材料についても平均して10%は値上げしているので
その中で削減しやすいのはどこなのか?
考えてみるとちょっと怖いですが
それが現状なのかもしれません・・・
807-0075 北九州市八幡西区下上津役3-6-1 ハーモナイズ361-1階
あきづき歯科クリニック 院長 秋築

